4冊目

2010年9月25日 100冊の遺書
『生きることができないなら、せめてちゃんと死のうと思いました。
生きられないのに生きようとするのは、私の正義に反します。』

誰も理解してはくれないことを承知で、言いたい事を書いて私は死んだ。

自らは何も生み出さず、他人に寄生して生きる人間が嫌いだった。
そんなのは死んだ方がいいと思っていた。
気づいてみれば、思っている私もそんなのの一人だった。
できるだけ他人を遠ざけて寄りかからないようにしようとした。
残されたのは寂しさと、抱えきれない生きることの重さだった。
まだ頼ることはできた。
でも頼り方も、程度もわからなくなっていた。
そして代わりに諦めた。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索